昨日久しぶりに連絡をくれたリアフレ。
1つ年下ですが、割と仲が良かったんです。
彼女は母校の中学に音楽の教師として赴任しています。
当時はお互いにブラスバンド部に所属していました。
2人ともフルートを吹いていて、通っていたピアノ塾も一緒で、何かと縁のある後輩といった感じ。
部活の時間になると、大会中はもちろん大会の曲を練習することになるのですが、それ以外のオフシーズンでは色々な曲を練習します。
全体で合わせる曲が主体ですが、パート練習(同じ楽器や旋律の同じグループごとに分かれてする練習)では適当なハーモニーのある練習曲を選んだりもします。
昔からある古い教材が音楽室にはあって、たくさんの選択曲があるのですけれども、自分がやってみたいポップスや流行曲というのはあまりありません。
部費で買うにしても、フルートだけのものなんて買ってもらえなかったのですよね。
でもフルートの王道って言ったら、やっぱりトトロとかのジブリ系でしょう!という勝手な思い込みもあり、どうしてもジブリが吹きたかったの!
そこで私は耳コピをして楽譜を作っては、後輩に与えてそれを練習曲にしていたんです。
「となりのトトロ」「散歩」「風の通り道」とか、他にもジブリ系の楽譜をたくさん作ったんです。
作った楽譜の原本は元々私の個人所有の楽譜で、卒業する時には持ち帰るべきものなのですが、後輩に楽譜を置いていって欲しいと言われたので、中学の音楽準備室に置き去りにして卒業しました。
そんなこともとっくに忘れていたのですが、久しぶりに連絡をくれた後輩から思い出されました。
後輩 「先輩の作った楽譜、覚えてますか?」
さや 「・・・ああ~、トトロとか書いた?」
後輩 「そうです。あれすごい事になってましたよ」
さや 「え?まだあるの?あれ」
後輩 「まだあるどころか高い楽譜置き場に・・・」
さや 「なんでよw」
基本的に持ち出し厳禁の楽譜で、大会の曲などが並んでいる楽譜棚があって、そこにある楽譜を通称・高い楽譜と呼んでいました。
その棚に置いてある楽譜は、顧問の許可がないとコピーができませんでした。
そこに混ざっている個人が書いた楽譜は、音楽の先生(=部活の顧問)が書いたブラスバンド用応援歌や校歌の原本だとか、ちょっと特殊な物しかありません。
それが何でパート練習ごときの曲をまとめた楽譜がそんな棚に・・・。
パート練習用の楽譜というのは、楽器置き場の側に個人の楽譜と一般の楽譜置き場があって、その棚に入っているのが通例。
私はそこに置いておいたはずなので、誰かが間違って入れたとしか考えられません。
後輩 「私も誰かが置き間違えてそのままになってるのかなって思ったんですよ」
さや 「そうよねー、戻しておいてw」
後輩 「それが6年前までいた音楽の先生がその棚に置いたんだそうですよw」
さや 「何でよw」
後輩 「文化祭にその先生がいらして、雑談してた時に先輩の楽譜の話になってー」
パート練習の時にフルートではいつもジブリばかり吹くらしく、気になって聞いてみたら私の楽譜を教えてもらったそう。
個人の書いた楽譜なので、劣化が激しくなっていたのもあり、あまり触らせないようにと高い楽譜の中に紛れ込ませたんだとか。
そしてその代わりに原本からコピーを取ったコピー本みたいなものが、通常の楽譜棚に置かれたらしい。
後輩 「そのコピー本、私見たんですけど、表紙と裏表紙がすごいんですよ」
さや 「表紙と・・・裏表紙?」
後輩 「ええ、表紙に偉大なる先人の楽譜って書いてあるんですよw」
さや 「うっわ・・・やめて!今すぐ捨てて!」
後輩 「ちゃんと裏表紙に先輩の名前と学歴も書いてありますからw」
さや 「ええええっ!?何の嫌がらせ!?」
聞くところによると、他にトランペットとクラリネットにも「偉大なる先人の楽譜」なる物が存在するらしい。
全て6年前の先生が作ったらしい。
ただ他の楽譜は数人の学生の混合楽譜なのに、フルート版だけ私だけみたいな・・・。
いやまあ確かになかったから作ったんだけどさ・・・。
置くのは良いんだけど、もっと普通に置いておいてよ・・・。
恥ずかしすぎるよ・・・。
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